HIDバルブの働き

自動車用HIDバルブは、従来のハロゲンバルブとは大きく構造が違います。ハロゲンバルブでは直流12Vでフィラメントを発光させていますが、HIDの場合は直流12Vを電圧変換器内で約2万ボルトへ変換した後、異なる極性電極間スパークをさせることで瞬時に発光・点灯させる事を可能とした、新しいヘッドランプシステムのことです。

放電が開始すると、内部にあるキセノンガスが放電中の電子と衝突して発光が始まします。その後、通常より高い電力を投入しバルブ管内の温度を急上昇させます。温度の上昇によって内部の封入物が放電中の電子と衝突して活性化し発光します。すべての封入物が気化した後は、バルブに一定の電力を供給することで発光管内の温度を一定に保つことにより、安定した発光量をえることができます。バッテリー電圧が9V~16V間であれば、電圧の変化によって明るさが変わることもありません。これもHIDの特徴です。

HIDにするメリットとしては、ハロゲンの約3倍の明るさ、消費電力はハロゲンの半分です。またHIDはフィラメントを使用しない発光システムを採用しているため、寿命が長いのも特徴です。ハロゲンと比較するとその寿命は約5倍という大きな差があります。

Comments are closed.

最近の投稿